その瞳に囚われて


***


合コンの次の日は、打ち上げの日。


結局、紫杏くんは誘わなかった。


だから、私と和葉ちゃん、和葉ちゃんの彼氏さん、それから柚朱くんの4人ですることになったのだけれど。




「お邪魔しまーす。花澄の服、コーディネートさせて!」



楽しそうな笑顔で和葉ちゃんが告げる。



ーー遡ること少し前日の夜。


打ち上げより少し早い時間帯に私の家に寄ってもいいか、和葉ちゃんから連絡があって。

承諾したら、コーディネートしてくれるということだった。


ちなみに、和葉ちゃんは仲良くなってすぐの頃、私の家を来たことがあるため、迷うことはないはず。


そして今に戻る。



「んー…そうだなぁ。この前買った黒いワンピースをはどう?上品だし可愛いし!」



昨日の私のように、しばらく洋服を睨んだあと、黒いワンピースを指さす。


…脳裏にチラつく紫杏くん。

もうきっと、着たい人のまえでは着ることができないのなら。



「…うん、これにしようかな」



考えた末、頷く。