その瞳に囚われて




「聞いたよ、市川さんから」



和葉ちゃんから、何を…?

額にへばりついた汗を拭う宮西くん。



「…今日、合コンだったんだね」

「……っ…」



どう反応したらいいかわからなくて、小さく頷いた。

そしたら、仄かに怒ったような顔色を浮かべる。




「…やっぱり」

「……?」

「合コンで何かあったの?顔、真っ青だよ」

「え……」



意味もなく、自分の顔をペタペタ触る。

そして、宮西くんを見る。

それはわかりやすいくらいの動揺。




「…俺がもっと早く着いてれば防げたかもしれないのに」



それは自身に対する怒りなのか、その言葉は宮西くん自身に告げられている。



「合コンのこと知って、ここまで来てくれたの…?」

「うん、もちろん。好きな子が合コンにいるなんて知ったら、行くしかない」



さも当然のように好きな子と言われて、胸がキュンとする。