「ごめんまたせた。」


「晃平・・―
うち―・・」

夏実の声―・・・・

「夏実ごめん―・・」

小さな体を抱き締めた
俺にはそれくらいしか
できないから・・・・


「晃平が女の子と
歩いてたのを街中で
―・・・見ちゃって..」

やっとわかった――・・
ごめんな...
本当おれだめな男

「夏実ごめん.
あいつは幼なじみの茜
って奴で、彼女とかぢゃないから!」

「そっか」



「ごめんな、
もー俺、夏実のこと
悲しませねえから!」

いまの俺かっこよくね?

「本当―・・?」

「約束だよ」

「おう!」

「遅れたけど、
プレゼント!」
受け取ってくれるか

不安だった

「ありがとお!
あたしからも!」

かわいい・・―

「さんきゆ!」

一週間が経って

かなり遅れた

クリスマスだったけど、

幸せだった・・―

マフラー大事に

使うからな