今日は、晴れ。しかも蝉鳴きまくってるし。暑いし。湿気すごいし。ベトベトする。もう嫌だ。いつまで暑いの続くんだろう。
私は昼休みの教室で外を見ながらため息をついていた。
「ため息ついたら、幸せ逃げるよ」
幼なじみの愛(まな)が言ってきた。
「別にいいよ。逃げる幸せなんてないし」
はぁ。
隣からため息が聞こえた。
「ため息ついたら、幸せ逃げるよ」
私は、さっき愛から言われた言葉をそのまま返してあげた。
「ため息つかせてるの誰よ」
「さぁ。誰でしょう?」
自分ではない感じに返すと
「あんただよ。まったくもう…」
呆れた感じで言ってきた。
「まぁ、それはそうとして…あなたの機嫌が悪いのは、アレのせい?」
愛が外を指差して聞いてきた。
その先には友達に囲まれている優弥がいた。
「違うし。暑くて嫌になってるだけだし」
私は本当のことを隠した。
「嘘つけ。ずっと優弥君のことを見てたくせに」
「……」
私は何も言えなかった。図星だったからだ。
普段は,鈍いくせに、私のことになると、鋭くなる。だからよく私の思っていることを当てられる。
「やっぱりね。付き合って2年経つのに今では付き合っているのか分からないって顔してる」
愛の言っている通りだ。最近私は本当に優弥の彼女なのか分からなくなってきている。
私が優弥と付き合いはじめて2年4ヵ月経った。
優弥はいわゆる陽キャで、いつでも彼の近くには、たくさんの人がいる。それに先生や先輩たちからの評判もいい。
それに比べて私は陰キャで、友達も愛しかいない。全然人と関わらず、大半の時間を1人で過ごしてる。
そんな正反対の私達が付き合うことになったのは、罰ゲームが原因だった。
私は昼休みの教室で外を見ながらため息をついていた。
「ため息ついたら、幸せ逃げるよ」
幼なじみの愛(まな)が言ってきた。
「別にいいよ。逃げる幸せなんてないし」
はぁ。
隣からため息が聞こえた。
「ため息ついたら、幸せ逃げるよ」
私は、さっき愛から言われた言葉をそのまま返してあげた。
「ため息つかせてるの誰よ」
「さぁ。誰でしょう?」
自分ではない感じに返すと
「あんただよ。まったくもう…」
呆れた感じで言ってきた。
「まぁ、それはそうとして…あなたの機嫌が悪いのは、アレのせい?」
愛が外を指差して聞いてきた。
その先には友達に囲まれている優弥がいた。
「違うし。暑くて嫌になってるだけだし」
私は本当のことを隠した。
「嘘つけ。ずっと優弥君のことを見てたくせに」
「……」
私は何も言えなかった。図星だったからだ。
普段は,鈍いくせに、私のことになると、鋭くなる。だからよく私の思っていることを当てられる。
「やっぱりね。付き合って2年経つのに今では付き合っているのか分からないって顔してる」
愛の言っている通りだ。最近私は本当に優弥の彼女なのか分からなくなってきている。
私が優弥と付き合いはじめて2年4ヵ月経った。
優弥はいわゆる陽キャで、いつでも彼の近くには、たくさんの人がいる。それに先生や先輩たちからの評判もいい。
それに比べて私は陰キャで、友達も愛しかいない。全然人と関わらず、大半の時間を1人で過ごしてる。
そんな正反対の私達が付き合うことになったのは、罰ゲームが原因だった。



