1週間後やっと優弥が目を覚ました。
「ん…」
「優弥?起きたの?」
私が身を乗り出して声をかけると
「花蓮?」
起きたばかりで視点の合わない目で私を見た。
「うん。そうだよ…よかった」
私はつい優弥に抱きついた。
「ごめんねって言いたいところだけど…ここどこ?」
キョロキョロしながら聞いてきた。
私は優弥から離れて
「病院だよ」
「病院?…そっか僕倒れたんだっけ?」
「そうだよ!びっくりしたんだから」
私はちょっと怒った感じで言った。
「ごめんね」
泣きそうな顔(上目遣いの目がウルウル)で言ってきた。
「うっ…。とりあえず看護師さん呼んでくるね」
病室から出ていこうとすると優弥が私の手を掴んだ。
「?。どうしたの?」
優弥の方を見ると優弥は、真剣な顔で言ってきた。
「ねぇ別れない?」