君の命が続くまで

楽しそうに笑う君が。
楽しそうに話す君が。
僕はそれに一目惚れだった。
久々に一緒に帰る。それがすごく楽しくて、嬉しかった。
人生で初めてキスをした。照れくさそうにしながらも受け止めてくれる。
それがすごく嬉しかった。
初めて僕は、君に好きって言った。
そしたら、私も大好きって言ってくれた。
初めてだった。
あのことがあって。
あのことを言われて。
僕は花蓮を傷つけないために距離を置いた。
でも最近花蓮の隣に戻りたいって思った。
いざ戻ってみたらすごく嬉しそうに僕に寄ってきた。
いつ見ても絶対かわいいと思ってしまう笑顔。
本人はまじで自覚がない。
だから僕がいつも余計な虫を払っている。
それに、無自覚での爆弾発言。
本当に意地悪。こっちがどんな気持ちで戻ってきたと思ってるんだよ。調子狂うだろ。
声のトーンも。
笑顔も。
全部そのままで。
楽しそうに聞くから。
笑ってくれるから。
照れながらも僕を受け入れてくれるから。
ずっと一緒にいたいと思ってしまう。
愛おしいと思ってしまう。
離れたくない。
離れたくない。
でもそれは叶わない。
今日君を誘ったのは、言いたいことがあったから。
でもどうしても言えない。
その笑顔を見てしまったからこそ言えない。
これは花蓮から笑顔を消さないために隠していかなければならない。
絶対に。
君は、なぜ自分に言ってくれなかったんだって怒るよね。
でもこれだけは言わない。
言えないんだ。