食堂の夢のような時間を過ごして


今私は体育館の裏へ呼び出され


数名の女子に囲まれています



漫画とかしかないのかと思ってた


実際起きると怖いんですけど⁉︎



「あんた何様のつもり?」


「えっと…?」


「とぼけんな!藤堂くんとご飯食べるとか何様のつもりだっつってんだよ!」


いやいや、そっちこそ初対面の女子呼び出して自己紹介する前に怒鳴るとか何様なんだよ!


って言ったらもっと怒るよなー


「藤堂くんが困ってたから助けただけというか…」


「あんたみたいな地味な奴が話していい相手じゃねぇんだよ。」


「次藤堂くんに近づいたらどうなるかわかってんの?」



いいえ、わかりません、わかりたくもありません






「はぁ、マジ迷惑だわ」


無言で立っているとリーダー的な女子が呆れながらそう言った



「迷惑なのはこっちなんだけど。」


「はぁ?うちらに言ってんの?」


「あんた達以外にいないでしょ?」


「っなんなんだよ!お前!」


「そっちこそなんなの?人の貴重な放課後奪っといて!呼び出すほど重要な話?廊下でもよくない?ここ校舎から遠いんですけど!マジ迷惑!」


「黙ってりゃ好きなこと言いやがって!マジうざいんだけど!」



そう言って私の髪を引っ張るリーダー女子の手を私は思いっきり捻り上げた


「っ⁉︎いっっったーーー!てめぇ何すんだよ!」


「なに?まだやられたい?1人だからって舐めないでよ、あんたたちなんか相手にもなんないから」


「な、なんなのあんた。今日は見逃してあげるけど次はないから!覚悟しとけよ!」