そうやってチョコを買ってからどれくらいかした頃。
2時間続けて苦手な授業を受ける日があった。
流石に疲れて机に突っ伏しながらチョコレートを食べると、その甘さが疲れを癒してくれるかのような気分になる。
そして無意識のうちにぼーっと西宮の方を見ていたらしく、気づいた時にはぱちりと目があってしまっていた。
驚いたのか少しだけ開いた目に、やべっと焦って言い訳を考え始める。
てもそれも一瞬のことで、次の瞬間には西宮の目は俺の手元に移っていた。
……もしかして、チョコ見てる?
そう思った時にはすでに西宮は俺の方を見ていなくて、さっきの視線は俺の気のせいだったのかもと思いつつも、このチャンスを逃してなるものかと必死だった。



