俺は雑貨屋でななに何かをプレゼントしようとネックレスを買った。


なな、喜んでくれるかな……?


雑貨屋を出て、ななの居るもとへと向かう。



「なな、お待たせ……?」



辺りを見渡してもななは居ない。


待たせたから、怒ってどこかに行っちゃったとか……?


でも、ななは優しいからそんなことは……


そんなことを考えていると、ポケットに入れているスマホがふるえだした。


誰だろうと思い、スマホの画面を見ると相手はなな 
だった。



「もしもし、なな?どこに


『広末七葉はあずかった』



聞いたことのない声。



「お前、誰だ?」


『スマホに地図を送る。広末七葉を返してほしかったらそこまで来い』



電話が切れたあと、すぐに地図は送られてきた。


俺はそこへ向かって走り出した。