「え、あごめん」
私が気まずくしていると、彼は私の耳元で「本気で落とすよ?」と言って席へと行ってしまった
何あいつぅ少しイライラしていた
何となく顔が真っ赤なのを感じていた。
「架乃さん?席ついて、授業始められないから」
担任に呼ばれてハッとした
「え、あすみません」
静かに席に向かおうとして少し彼の方に目をやると笑っていた恥をかいてしまった。
でも、きっとこれが始まりの音なんだと思う。