just love you

何分経ったか分からないけれど、自室のベッドの上で深い溜息をついた。
泣きたい理由なんて無いのに涙が流れる。

「失礼しまーす」
返事を待たずに扉がスッと開いた。
「どうだ?調子は?」
対応する気力のない私は黙って目だけを動かしヒロを見た。

何も言っていないのに、私の言いたいことが分かるのか…