お世辞にも綺麗とは言えない字でサインをすると、ボールペンを胸ポケットに挿し今度はポンっと頭に手が置かれた。

「大丈夫だ。心配するな、寝てれば終わる」
そう言って書類を片付けるとヒロは部屋を出た。