just love you

「へぇー。よく知ってるねぇ」
「だから俺をなんだと思ってんだよ。ホラ!診察ぐらいさせろ」

俺は凛子をベッドに横になるよう促し聴診器を準備した。
「ねぇ、何が聞こえて何が分かるの?」
静かな部屋に凛子の声が響く。(ついでに俺の耳にも)
「…静かにしろよ、聞こえないだろ」
その声に凛子は大人しくなったと思ったのに、呑気にアクビをしていた。

「ぷっ。緊張感の無い奴だなぁ。診察中にアクビするか?」
笑いながら聴診器を外した俺に凛子は笑って答えた。
「あーあ、今頃眠たくなってきた」