just love you

「やっぱり優しいんだね、ヒロは」
「そうかぁ?」
「うん。熱が出て心配される感覚ってもうずっと前の記憶しかないから…」

「前言撤回」
「え?」
「医者だから患者のことを気にかけるけど凛子だから俺は心配なんだ。熱が出て辛いなら下げてやりたいし、息苦しいなら楽にしてやりたい。気にかけるのと心配するのとは似ているようで全然違う。凛子だから心配する」

「も、もうヤダ。ヒロったら」
照れて下を向いた凛子をさらに可愛いと感じた俺は相当ヤバいのかもしれない。

「先に戻ってろ。すぐ行くから」
カンファレンス室のドアを開け、凛子を見送った。