just love you

その夜、帰宅前に近所の弁当屋に寄り晩ご飯を調達した。よく行くので弁当屋のご主人とは馴染みの仲だ。

「今日は間に合ったね、先生」
「どうしてもここのお弁当が食べたくなって、急いじゃいました」
「じゃあこれ、おまけね」
そう言って袋にみそ汁を入れてくれた。
「あぁ、ありがとうございます」
店先でご主人と話をしていると奥から、小さな花束を持った奥さんがやってきた。

「あら先生、いらっしゃい」
「こんばんは。綺麗なお花ですね。どこかおでかけですか?」
「あぁこれ?お店閉めたら、ちょっとね」
そう言った奥さんの顔は少し寂しそうだった。