結局、俺の中の正義感が僅差で勝ち、自宅に連れ込んでしまった。(保護した)
目が覚めた時に騒がれると誘拐や拉致にも成りかねない。

そうは言っても真冬の夜中に路上で眠った酔っ払い(よく見ると美人かも)を放っておくと明日には死んでいるかもしれない…そう思うと連れ込まずにはいられなかった。

悪いとは思ったがとりあえず上着を脱がせベッドに放り投げた。
見ず知らずの男の家のベッドだと言うのにスヤスヤ眠る酔っ払い…意識の無い酔っ払いを襲うほど俺はケダモノじゃない。

どれだけ飲んだか知らないが結局、この酔っ払いは朝まで目覚めなかった。