その時、付箋が一枚ファイルから滑り落ちた。
「おっと…なんだコレ?」
『追記連絡有り、ER沢田まで連絡お願いします』
「沢田?」
救命の沢田とは同期で気心の知れた仲だった。
「お疲れー。一之瀬さんのカルテ預かったけど、なんかあった?」
「あぁ…すみっちが担当?」
「その呼び方やめろ」
「…須見先生がご担当ですか?」
「そうだけど。何?追記連絡って」
「こっちではあくまで、救命優先で処置はしたけど、その患者マズいぞ」
「だから何が?」
「心不全が進行しすぎてる。おそらくランクC」
「おっと…なんだコレ?」
『追記連絡有り、ER沢田まで連絡お願いします』
「沢田?」
救命の沢田とは同期で気心の知れた仲だった。
「お疲れー。一之瀬さんのカルテ預かったけど、なんかあった?」
「あぁ…すみっちが担当?」
「その呼び方やめろ」
「…須見先生がご担当ですか?」
「そうだけど。何?追記連絡って」
「こっちではあくまで、救命優先で処置はしたけど、その患者マズいぞ」
「だから何が?」
「心不全が進行しすぎてる。おそらくランクC」

