元素番号 13 アルミニウム
アルミニウム【aluminium】
硼素族元素の一。銀白色の軟らかく軽い金属で、展延性に富み、熱・電気の良導体。アルミノ珪酸塩として岩石・土壌中に存在する。日用品・建築材・電線・軽合金材料など用途は広い。元素記号Al 原子番号13。原子量26.98。アルミ。
アルミニウム】(あるみにうむ)
元素記号Al、原子番号13、比重2.7の非鉄金属。
日本語では単に「アルミ」と呼ばれる事の方が多い。
鉄に比べて軽く、空気中で劣化しにくく、加工しやすい。
反面、純粋なアルミニウムは非常に柔らかく軽いため重工業用途には向かない。
しかし合金としたり熱処理を行う事で鋼に劣らない引っ張り強度を持たせる事が可能である。
軽さのわりに強度に優れている為、軽装甲車両や航空機に用いられた時期もある。
しかし対弾性は明らかに鋼に劣り、融点が低いため熱で容易に劣化する。
これはエンジン駆動機器や火災の想定される構造物では致命的な弱点であると言える。
このため、高い安全性と耐久性を求められる分野でのシェアは炭素繊維強化樹脂に奪われつつある。
一方で、酸化性自体は非常に強い事から、粉末にして表面積を増大させれば爆発物や燃焼剤としての利用法が得られる。
軍事用途としては、酸化鉄と反応させて強い光と熱を発する「テルミット」反応を用いた各種手榴弾や、スラリー爆薬等の強力な爆薬の材料として需要がある。
技術的にも経済的にも非常にリサイクル性が高いため、民生用の素材としては今でも広く利用されている。
アルミニウム(Al)
アルミニウム(Aluminium アルミニューム、略してアルミと言うこともある)元素記号 Alで表され、原子番号は13、原子量は約26.98、比重は2.70(g/cc)である。酸やアルカリに侵されやすいが、空気中では表面に酸化被膜ができ、内部は侵されにくくなる。 また、液体窒素や液体酸素(-183℃)でも脆性破壊がない。
軽量で、耐食性(←酸化被膜による)があり、快削性に優れる為、アルミニウムのままだけでなく、合金などの形でも広く利用されている。比較的良い熱伝導性、電気伝導性を持つ金属。
ステンレス鋼に添加されると、強力なフェライト化元素で、Ni等と金属間化合物をつくり、析出硬化し強度を増す。
アルミニウム
軽量で、高い熱伝導性・電気伝導性を持つ金属。建築では、窓枠(アルミサッシ)、エクステリア、建築物の外壁等に使用されている。
物質名
アルミニウム
英語名
Aluminium
元素記号
13
原子番号
13
分子量
26.981539
発見年
1825年
原子半径(Å)
1.43
融点(℃)
660.4
沸点(℃)
2486
密度(g/cm3)
2.69
比熱(cal/g ℃)
0.215
イオン化エネルギー(eV)
5.986
電子親和力(eV)
0.46
アルミニウム(Al)
アルミニウムは、銀白色の金属で軽く、加工しやすく、電気や熱を良く伝えるなどの特徴があります。地殻中に約8.2%、海水中には約0.001mg/リットル含まれています。用途は、航空機、車両、建築用資材、家庭用品、電気部品などとあらゆるところに使われています。水道関係では、硫酸アルミニウムやポリ塩化アルミニウムが水中の汚濁物質の凝集剤として使用されています。快適水質項目の目標値は「0.2mg/リットル以下」とされています。
名詞
アルミニウム
原子番号 13、元素記号 Al の金属元素。単体は、常温常圧では銀色の固体。原料はボーキサイトで、精錬時に大量の電気を必要とする。イオンでは3価の陽イオンとなる。軽銀。礬素。アルミ。
他の生徒たちは私と同じような小さなアルミニウムのお弁当箱をひろげて、きゃっきゃっと言いながら食べ出していた。(堀辰雄「幼年時代」)〔1939年〕[1]
語源
「明礬」を意味するラテン語「alumen」から。
発音(?)
あ↗るみに↘うむ



