「…ごめんごめん、考え事してた。」 「はぁー。いいよ、今更。もう慣れた」 大袈裟なため息をつき、砂に置いていた手をポケットに入れ何かを探し始めた。 暗くて何をしてるか見えないけど、私にはわかる。 「またタバコ?」 「ん。」 手慣れたように取り出すとすぐに火をつけた。