「あ〜、いや、なんでもない。


じゃあ、また明日!」



「また、明日……?」



「あれ?

君、1年3組だよね?

僕も1年3組なんだよ‼︎」



ん……?


僕?


女子だよな……。



「僕っ娘……」



「うん、そうだけど?


僕は、僕がいいんだ。


なんかね、私っていうのは嫌いで」



そういって彼女はにっこりと笑った。