もうすぐで、卒業か〜寂しくなるな

「聞いて、花崎さんって恋人いるらしいよ」

え?

「本当!」

「そう、しかも彼氏もイケメンなんだって。そんなの、お似合いのカップルだよね〜」

小実ちゃんに彼氏…

「お〜い!流下くん?さきの話聞いてないの?さきプンプンだよ!」

この子、自分でプンプンって言ってるし…

「ごめんね〜体調悪いから、保健室行ってくるね」

早く一人になりたい…

「風邪〜?私が付き添おうか〜?」

「ごめんね~?一人がいいんだ」(少し殺気)

「ひっ!ごめんね!お大事にね!」

今さっきのが嘘かのように帰っていった

はぁ〜

「小実〜一緒に帰ろう!」

「あっえっと…今日も友達と帰るから先に帰っていて」

なんか、最近避けられてる気がする

「分かった…先帰ってるね」

僕なにかしたかな?

「あの?お話できましぇんか」

あっ噛んだ

「開いてるよ〜」

「あの、ここでは恥ずかしいので空き教室でいいですか?」

ここでは恥ずかしいって…また告白かな?

「いいよ。今から行こっか」

「あの、私は流下くんのことが好きでした」

やっぱりか…

どうしよっか?

ガッタ

?誰かに見られてた?

「ごめんね~僕好きな人がいるんだ〜」

「わかってます…」

分かってたんだ

「…でも、もう流下くんと会えないかもしれないので振られてもいいので、告白しようと決めました」

へぇ

振られても良い覚悟…か…

「ありがとう」

「どういたしまして?」

そうか…僕はもとの関係に戻れないかもしれないからじゃなくて、振られる覚悟ができないからだったんだ

僕も、無理だってわかっていたも告白する

卒業式に…