あの日から、あたしは先輩の追いかけをやめた。 ほんと、あんなに楽しかった生活がただ授業を受けに行くだけの単純作業のように思えてならない。 バラ色だったのが一気に灰色。 けれど。 もう、あたしの都合だけで動くわけにはいかない。 大好きな先輩に嫌な思いさせたくない。 あたしがどんなにさみしくても。