「お嬢さんは学校の帰りなのかな?」
「そうです。わたし寮で生活をしていて、今日久しぶりに実家のほうに帰っていたんです。今から学園に戻るところなんですけど」
「そうなんだね。じつは、わたしの息子も寮で生活をしていてね。お嬢さんと同い年くらいかな。生意気な息子で家にはあまり帰ってこないんだ」
「そ、そうなんですね」
「たまには顔くらい見せてほしいんだけどね」
こんな会話をしていたら、目的のビルの前に到着した。
最上階まで見上げていたら首が痛くなっちゃいそうなくらい高いビル。
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