「湖依お姉ちゃんいいな~! まさか入学して早々に運命の番と出会っちゃうなんて羨ましすぎるよ~!」


今日は久しぶりに実家に帰っていて、弥依お姉ちゃんと依佳に散々質問攻めにあってます。


ちなみに未紘くんには実家に帰ることは話していて、きちんと許可はもらった。



「恋愛にいちばん無縁そうな湖依が運命の番と出会うとはねー。人生何があるかわからないものね」



「しかもさ、相手の男の子ものすごくハイスペックなんでしょ!? 学園で選ばれた生徒しか入れないクラスにいるくらいなんだし!!」



「ど、どうなんだろう。でも、たしかに未紘くんすごくかっこよくて女の子にも人気で。だけど甘えたがりで……あっ、でも優しいところもあったりして……」



「えぇ~湖依お姉ちゃん、ちゃっかり相手の男の子といい感じになってるじゃん! 羨ましい~わたしも天彩学園に入りたぁい!」