「ん……ちゃんと俺のそばに来て」 こっちおいでって手招きしてる。 動けずに固まってると、青凪くんはすごく不満そうな顔をする。 「俺の言うこと聞けないの?」 青凪くんの言うことは、ぜったい。 自分の本能がそうわかっているみたいに逆らえない。 それを証明するように、しっかりわたしを見つめて、とらえて離してくれない。 遠慮気味に、ちょこっとベッドのそばに近づくと。 これでもまだ不満なのか。 「……もっと近づいて」 「きゃ……っ」 不意に手を引かれたせいで身体がベッドに倒れ込んだ。