翌日――昨日と同じように学園の門をくぐると、わたしと同じ新入生がたくさんいた。
とりあえず掲示板で自分のクラスを確認しないと。
無事に教室にたどり着いたのはいいんだけど。
さっきから、いろんな子にすごく見られてるような気がする……!
とくに女の子たちから。
「えっ、あの子の首元見てよ! あれって選ばれた子しかもらえないやつだよね!?」
「ほんとじゃん! アルファクラスのご主人様に気に入られるなんて羨ましい~!!」
アルファクラス? ご主人様?
よくわかんない単語が聞こえてくるけど。
このチョーカーに何かあるのかなぁ。
なんだかクラスメイトから若干距離を置かれてるような気もする。