「ねぇ、湖依……俺のこと見て、もっと俺のことだけ考えて」
「っ……」
わたしは運命の番だからって理由で、特別にメイドとしてそばに置いてもらってるだけ。
もし未紘くんがわたしのそばを離れてしまったら。
本能的に抗えない番同士とはいえ、お互いの気持ちが他の誰かにあれば結ばれることもない。
むしろ、この世界では番同士が結ばれるケースのほうがすごく珍しいって聞いたことがある。
胸の奥がざわざわして、今まで感じたことないモヤモヤにも襲われてる。
でも……今いろいろ考えても、未紘くんが与えてくる刺激のせいでぜんぶ流されちゃう。
「……湖依のぜんぶ――俺のものになったらいいのに」
未紘くんは……わたしのことをどう思ってるんだろう。
*
試し読みはここまでとなっています……!
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