普段の未紘くんは甘えてばかりだけど、こういうときはちゃんとリードしてくれる。
「これは驚いたなあ。未紘が他人にここまで優しくするとはな。普段頼られるのは面倒で嫌がるのにな?」
「……湖依は特別」
「そうかそうか。未紘にも特別だと思う子ができたんだな。昔から他人に興味がなくて、人間関係もテキトーでいいって言っていたのが嘘みたいだ」
「……湖依は他の子と違うから。内面は優しくて面倒見いいし。こんな可愛い子を放っておくほうがおかしいでしょ」
「ははっ、すごい惚れこみようだな。未紘が湖依ちゃんに夢中なんだなあ」
食事を進めていくなかで、話題は未紘くんのお母さんのことに。

