ご主人様は、専属メイドとの甘い時間をご所望です。〜無気力な超モテ御曹司に、イジワルに溺愛されています〜




「奏波は俺の機嫌を悪くさせたいの?」



「いーや。俺はもっと湖依ちゃんと仲良くしたいなーって思ってるだけ。ほら、湖依ちゃんすごく可愛いし?」


「……この世から消されたいわけ?」


「だからそんな恐ろしいこと言うのダメだろー? 可愛い湖依ちゃんが怖がっちゃうぞ」

「…………」


このふたりほんとに仲良しなのかな。


だって、天音くんってば未紘くんの機嫌どんどん悪くしてる気がするし。



「じゃあ、湖依ちゃんまたね。俺そろそろ未紘に殺されちゃうかもしれないからさ」


声のトーンはすごく明るいのに、言ってること物騒すぎるよ。


「えっと、未紘く――」

「……こっちきて」


強く手を引かれて教室から遠ざかっていく。