「…杉山…杉山……

杉山…起きて…

杉山くん、起きなさい!」



歌笑の声がして

目を開けた



部屋が明るかった



「…何時…?」



「6時半
間に合う?
まだ早かった?」



「…んー…ありがと…」



「ありがと…じゃなくて…
起きなくていいの?」



ベッドの中

歌笑がいる



「昨日、オレのこと蹴らなかった?」



「んー…蹴れなかった
杉山が抱きしめてくれたから…」



「え」



歌笑を抱いてた

歌笑がオレの腕の中にいる



「オレ、なんかした?」



とりあえず

服着てる



「何もしてない
よく寝てたよ」



「歌笑、寝れた?」



「うん
杉山の胸の中
気持ちよくて、よく寝れた」



そう言った歌笑がかわいくて

もっと抱きしめた



「ホントだ
気持ちいいかも…」



柔らかく歌笑が当たる



「杉山、起きなくていいの?」



「んー…起きたくなくなった」



歌笑に甘えた



「杉山くん、頑張って!」



「なに?その言い方」



「ん?先生のマネ
それなら杉山頑張れるかな…って…」



「だから、もぉ先生はいいって…

歌笑が、いい…」



「うん…」



ドクン…



今キスするタイミング?