別れの季節がやってきた。僕らは違う道をゆく。この学び舎に背を向けたら、もう会うこともなくなるだろう。 ……君はそれでいいのかい? あれから10年。 あの時投げかけた言葉を後悔したことはない。ふやふやの豆腐のような赤子を抱き、微笑む君は今日も綺麗だ。