『ありがとう、蘭。
実は、亜希を殺しちゃったかもしれないの。』
震える指で文字をうつ。
送信するとすぐさま蘭からメールが返ってきた。
『亜希、を……?
“かもしれない”って?』
私はゆっくりと昨日のことを思い出してなるべく蘭に伝わるように言葉を振り絞った。
『日曜のことなんだけど、その日に亜希に呼び出されて。
なんか、亜希の彼氏だった優人くんが亜希のこと突然フッたらしくって。
亜希はかなりダメージ受けたようでさ、公園のベンチで泣き崩れてたの。
とりあえず家に帰ろう、って言っても一向に動こうとしない亜希にイラッとして、言っちゃって。
「フラれたってさっさと認めちゃえば?」
それから亜希に「彼氏のいない弥生には分からない」って言われて怒りが沸いてきて。
思わず亜希に暴力、振るっちゃって。
亜希がベンチに横たわってぐったりしてたのを放置して逃げるように帰ったの。
もしかして、亜希が自殺したのって私も原因の一つなのかな………?
蘭、長文ごめんね。』
長い長い文章をうち終えた後、あの日のことを後悔してまた涙を流した。
実は、亜希を殺しちゃったかもしれないの。』
震える指で文字をうつ。
送信するとすぐさま蘭からメールが返ってきた。
『亜希、を……?
“かもしれない”って?』
私はゆっくりと昨日のことを思い出してなるべく蘭に伝わるように言葉を振り絞った。
『日曜のことなんだけど、その日に亜希に呼び出されて。
なんか、亜希の彼氏だった優人くんが亜希のこと突然フッたらしくって。
亜希はかなりダメージ受けたようでさ、公園のベンチで泣き崩れてたの。
とりあえず家に帰ろう、って言っても一向に動こうとしない亜希にイラッとして、言っちゃって。
「フラれたってさっさと認めちゃえば?」
それから亜希に「彼氏のいない弥生には分からない」って言われて怒りが沸いてきて。
思わず亜希に暴力、振るっちゃって。
亜希がベンチに横たわってぐったりしてたのを放置して逃げるように帰ったの。
もしかして、亜希が自殺したのって私も原因の一つなのかな………?
蘭、長文ごめんね。』
長い長い文章をうち終えた後、あの日のことを後悔してまた涙を流した。



