学級洗脳崩壊アプリ

頭はグワングワンと痛くなり始めた。


「ねぇ~ヤバくない?

仁村さんなんで自殺しちゃったんだろ~?」

『篠塚とかまじキモい(笑)

さっさと死なないかな~?』



「ほんとだよね~?

ってか放課後駅前に新しく出来たクレープ食べにいこ!」


『そうそう。いっそのこと篠塚、誰かに殺されちゃえばいいのに。』



会話で溢れ帰っている教室内。


皆が発してる言葉全ての裏に私に対する憎悪があるんじゃないかと考えてしまう。


誰も私について話してないのに、頭の中で皆の言葉を勝手に私へのナイフとして変換される。