ぷくっと頬を膨らませる友里。


─────頑張って入力した


その言葉で一気に冷や汗が流れる。


「い、意味が分からないんだけどっ………


さっきから何……言ってるの?」



焦った私に友里は顔をしかめて吐き捨てるように言葉を続けた。


「一宮先生、愛莉ちゃん、胡桃ちゃん、誠ちゃん、…………“恵ちゃん”ってことでしょ?


だって、ずっと友里言ってたじゃん!」





────しばらくスマホとはバイバイだね、またね、スマホさん。


────友里が手伝ってあげよっか?




あぁそっか………全部繋がった。



友里はさっきから私も“死ぬ”って思ってたんだ。