そう言うとパァと目を輝かせた友里。


「実はね、友里も皆いなくなれば平和になるんじゃないかってね思ってたの~!


ってことは………恵ちゃんも友里と一緒に来てくれるの!?」


可愛げ満タンの顔をこちらに見せる姿に少しいとおしく思ってしまう。


一緒に来てくれる…………


よく意味が分からないけど、きっと“一緒にこいつらを排除してくれるの?”とか?


まぁ、どちらにせよ、私にとって都合のいいことには変わらない………よね。


「そうだよ。

だからまずはこいつらを排除、しないとね?」


「はぁ~い!

じゃあ、友里のスマホ使っていいよ!」


勢いよく手をあげると左手でポケットからスマホを出した友里。



うわ、超絶チョロい…………。



「ありがと。じゃあ、やっとくね。」


にこっと柔らかい笑みを友里に見せると、いつもの慣れた手つきでスマホを操作した。