そんな高い声をあげて私の背中に隠れた友里。


キモい。怖い。

それが率直の意見だった。


いつもの冷たい声も、視線も、全部跡形もなく消えている。


友里の手が触れている私の肩は少し冷たい。


どうやら私もかなり敏感に反応しているのかも。


「恵ちゃん……!」


………………待って、

こいつを上手く利用すれば………?