私のとまったく同じものだった。 なんで………友里が………? 本物?偽物? 「違う違う……これは……本「はぁ、ダルいなぁ。」」 「だーかーらー!篠塚のは偽物って言ってるでしょ? なんなら、本物の機能、見せてあげるよ。」 呆れた表情で友里が言うと私の時みたいに画面上を指が忙しく動き出す。 偽物でありますように…… 今はそう願うことしか出来ない。 「標的は…………一宮でいっか。」 そう呟いた友里。 そんな姿を見て、日々谷は少し動揺の顔を見せた。