最後の方に書いてある名前を見てニヤっと口角を上げた。



「…………じゃあ今から日々谷……一宮をやりまーす♪」


威勢良く手を上げ、はりきって声をあげる。


「ふんっ、やれるもんならやってみなさいよ!」



ぷくっと頬を膨らませ腕を組む友里。


何だか友里は化けの皮が剥がれて少し、幼児っぽくなってしまった気がする。


友里が起こす行動の一つ一つが今じゃ全部子供みたいに思えてしまう。


チラッと横目で日々谷はを見てみると日々谷は私を冷たく見るだけだった。