校長もバカ過ぎるでしょ。


そんなこと考えていると脇腹を殴られた。


「う゛……っ」


あまりの痛さにやはり声を漏らす。


「な、なんで、こんなこと続けるの!」



今度は大きな声で誠に言った。


すると誠ははぁ?とでも言うように近寄って耳打ち。



「理由なんてあるわけないでしょ(笑)?」


その声は私をぞくっとさせる。


「とにかく、玩具は一生玩具なの。


あんたが、あたしから逃げられることなんて到底ないの、分かった?」