これから約2年。


我慢の毎日が待ち受けていることは知ってる。


それが変えられないことも。



でも、変えられる。



ふふっ、楽しみ。


アイツらが私に命乞いする姿、


必死にお慈悲を願う姿。



「そのためならこんな傷も大したことない…………」



アザの出来た腕をそっと優しく撫でた。


足は青く腫れ上がりところどころ切り傷や擦り傷が目立つ。


床には私の髪が数本、いや何十本も散らばり汚い水でゆらりと流されている。



「はぁ、」


いつの間にかそんなため息をついていた。


どうやってアイツらを痛め付けようか。



考えても何も出てこない。


それに結局は私は全部全部諦める。



「大丈夫、まだ時間はある。


一人一人、ちゃんと考えていけば………」


一人ポツンとそう言うと私はゆっくりと立ち上がった。