どうやら今日は特別機嫌が悪いらしい。


いつもとは様子が違う。



「お前なんて産まれなきゃ良かったのに……っ!



死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!」


そう言って最後、私を思いっきり蹴ると走って女子トイレを出ていった。


後を追うように胡桃達も出ていく。


「ちょ、ちょっと誠っ?」


最後に聞こえたのはそんな友里の声。



「今日は終わった、か………」


そんな言葉を吐き出すと力が段々と抜けていった。



濡れた髪からポタポタと水滴が溢れる。