ふふっと笑みを溢すと先生が怒り狂ったように声を漏らした。



「………来………許さない………」



そんな声にびっくりして顔を上げる。



顔を真っ赤にさせた先生の顔はもはや涙は枯れたようでただただ秋村の席、一点をにらんでいた。



「先生~。それで、今日の授業は何するんですか~?」



一人、呑気に声を張り上げる誠。


先生は誠の声に気がつくとすぐさま顔色を変えてにこっと笑った。



「そうねぇ、自習になるわ。

ちゃんとしてるのよ?先生、ちょっと中島さんたちのことで忙しいから。」