そう思うと同時に私は胸に手を当てた。



復讐…………出来るよね?



誓った、もんね?


弱くない、弱くない。


言い聞かせるように心の中で唱える。



あいつらにされてきたこと、今しか出来ないじゃん。


このアプリがあれば何だって出来る。


誠たちを地獄に突き落とすことだって。



それに、上手く使えばこのクラス、いや学年中が私の操り人形になるかもしれない。



どうせだったらとことんやらなきゃ。


こんな“助けたい”なんていう不安定な心は捨てよう。



私は明日からやってみせる。


胸に当てていた手をギュッと握り一人、そう誓った──────。