「あぇ、す、すんません」

オレンジ色の髪の毛をした人が謝ってくる。

「………」

不機嫌な顔をした黒髪くん。

「あ、あの…私バレー部に入部をば…」

「え、俺たちも入部希望者!!」

「そうなんですか?…でもなんかさっき…」

「あぁ、ちょっと…うん…」

あさっての方向を見るオレンジくん。

「あの!本当にこいつとも協力します!練習に参加させてください!!」

黒髪くんは諦めずドアを叩く。

するとドアが少し開き

「本当は?」

「っ!!!」

朝話してくれた人とは同じとは思えないくらいの圧があった。