丁度、夜ご飯の時間で俺は静かにパチパチと跳ねる炎を眺めながらライにもらった干した肉を憎らしく思いながら噛った。



誰かの談笑も耳を通り過ぎていく。

焚き火の煙はいつになく焦げ臭い。

明日はついに敵陣に突入の日、か。



静寂の空は、そんな俺を意のままに呑み込もうとしているように思えた。