「なんでこんな時にわざわざお荷物つれてくるんだよ」 「市民を守るのが俺たちの仕事だろ」 「だからってお前今国がどうなってんのか分かってんのかッ」 微睡みの中言い争うような声が聞こえて意識が浮上した。 暗い天井がぼんやりと視界に入った。 あれ、なんで私ここにいるんだろう。