友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

だから、審査の中で相手を蹴落とす罠を仕掛けたって、なにもおかしくはない。


わたしの選んだ衣装をこんなにしてしまったのは、由奈かもしれないし、由奈じゃないかもしれない。


でも、1つ言えること――。

それは、二次審査でわたしを脱落させようと目論んでいる人がいるということ。


わたしは、なにがなんでも優勝しないといけないのにっ…。


それに、一生懸命にだれかが作った衣装を、こんなにボロボロにするなんて…許せないっ。


だけど、…どうしたら。



「困ってるなら、あたしが選んで使わなかった衣装を貸してあげてもいいけど?」


由奈は、上からわたしを見下ろす。


もう、ステージから衣装や小物を持ち出すことはできない。

でも、由奈が使わなかった衣装があれば、この場を乗り切ることができるかもしれない…。