由奈はヘアセットも済ませ、準備万端といった余裕の笑みを浮かべている。
「…もしかして、由奈が?」
「え?」
「由奈が、こんなことしたの…?」
わたしは、胸に抱いた衣装を握りしめる。
「…なんの話?」
「わたしの選んだ衣装が…。少し目を離した間に…ビリビリに破かれていたのっ」
「あっ、そうなんだ。デザインじゃないのね、それ」
由奈はとくに気に留める様子もなく、他人事だ。
「慈美。言っておくけど、これはミスコンだよ?ナンバーワンを決める闘い。だから、敵はあたしだけじゃないって思っておいたほうがいいよ」
由奈にそう言われて、ハッとした。
わたしは、勝手に由奈との勝負だと思っていた。
――でも、違う。
わたしと由奈の勝負に、周りは一切関係ない。
みんな、ミスコンで優勝したくてここにいるんだ。
「…もしかして、由奈が?」
「え?」
「由奈が、こんなことしたの…?」
わたしは、胸に抱いた衣装を握りしめる。
「…なんの話?」
「わたしの選んだ衣装が…。少し目を離した間に…ビリビリに破かれていたのっ」
「あっ、そうなんだ。デザインじゃないのね、それ」
由奈はとくに気に留める様子もなく、他人事だ。
「慈美。言っておくけど、これはミスコンだよ?ナンバーワンを決める闘い。だから、敵はあたしだけじゃないって思っておいたほうがいいよ」
由奈にそう言われて、ハッとした。
わたしは、勝手に由奈との勝負だと思っていた。
――でも、違う。
わたしと由奈の勝負に、周りは一切関係ない。
みんな、ミスコンで優勝したくてここにいるんだ。



