友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

この結果は、わかりきっていた。

ダンスで、あんなに周囲を魅了していたんだから。


そして、2人、3人、4人と次々と二次審査への合格者が発表されていく。


二次審査進出への枠は、――あと1つ。

残されたのは、わたしを含む3人だった。


…やっぱり、あれじゃダメだったのかな。

ここで、由奈に負けちゃうのかな…。


でも、由奈に負けたらわたしは一之瀬くんと――。


胸がギュッと締めつけられた。


〈一次審査通過の…最後の1人。それは――〉


心臓がうるさいくらいに、落ち着きなく鼓動する。

わたしは、必死になって祈るしかなかった。



〈向坂慈美さんですっ!!〉


そんな声が聞こえて、わたしは一瞬キョトンとしてしまった。


…へ?

い…今、わたしの名前が…呼ばれた?


〈向坂慈美さん、どうぞ前のほうへ!〉