友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

すると、由奈の表情が徐々に変わっていった。

まるで、核心を突かれて困惑しているような…。


「…もしかして。記憶…戻ったの?」

「それは、…まだだけど」

「なんだっ…。驚かさないでよ」


どこか安心したように、ため息をつく由奈。


でも、それで確信してしまった。


『…ごめん。慈美に彼氏がいることは聞かされてたけど、顔や名前とかは知らなくてっ…』


前に、久しぶりに会ったときは、ああ言っていたけど――。


やっぱり由奈は、記憶を失くす前のわたしの彼氏のことについて知っている。


だって、今のようなぎくしゃくした関係ならまだしも…。

仲のよかった親友の由奈に、彼氏のことを一切話さなかったというのは考えづらい。


それに由奈なら、たとえわたしが話さなくても聞いてきたはずだ。